パン屋を開業するための修行
パン職人になりたいとか、将来的には独立してパン屋を開業したいという確固たる目標を持っている人であれば、パン屋のアルバイトをしてパン屋の雰囲気を知ったりパン作りの流れを知ったりすることや、大手のパンメーカーに就職してサラリーマン的に働くことは、もしかしたら時間の無駄になるかも知れません。
それよりも、個人で経営しているパン屋に就職した方が、より実践的であり最高の修行になると思われます。何故ならば、実際に自分が独立した後も、本当にずっとやって行けるのかどうかということを肌で感じることが出来るからなのです。
常にオーナーと接することによって、パン屋のオーナーの努力というものが理解できますし、それは自分が独立する際に良いお手本となるはずです。
自分でパン屋を開業するとなると、パン職人としてパンを作るのは当然のことながら、販売や売上などの事務処理、仕入れ業者やゴミ回収業者などとの折衝など、パン作り以外に行なわなければならない多くのことをすべて自分でやらなければなりません。
しかしその反面、自分の店のレイアウトやそこで販売するパンなどの種類について、自分の思うままに表現することの出来る楽しさがあるわけです。
そして、自分が作ったパンをお客さんが笑顔で買って行くのを目の当たりに出来るのが、パン屋を開業した人にしか味わえない喜びであるといえます。